山口県美祢市という「地域」で、薬剤師として働くということ
2016.12.19 [Mon] その他
- 「少しでも誰かの役にたっていることを実感することができる」
- 「会社の理念に共感できた」
そんな理由でライジングで働くことを決断したとお話してくださったのは、美秋薬局で勤める薬剤師の石津由紀子さん。
山口県山口市内から、美祢市の方へ車を走らせること30分弱。美秋薬局は美祢市東部の山間部にある調剤薬局です。
大屋根の勾配を利用した、どこか「田舎暮らし」を連想させてくれる外観。吹き抜けを利用した高い天上が気持ち良く、その解放感が気分を明るくさせてくれる内観が特徴的です。
「美秋薬局」は山口県内を中心に28店舗の調剤薬局を運営しているライジンググループの1店舗です。
薬剤師免許をお持ちの方であれば経験は問われません。新卒・中途採用とともに仕事への意欲を重視。未経験者の方でも歓迎しているので、「地域の人のために働きたい!」「調剤薬局に興味がある!」「山口県で働きたい!」そんな人が活躍できる会社がライジンググループです。
あまり都会すぎず、でも買い物などの必要なものは近くにあって生活に困らない場所。都会すぎる環境よりも子育て世代からはそういった「便利な田舎」に住みたいという声も良く耳にします。
四方を山に囲まれている山口県美祢市は、下関市や山口市のように全国に名の通った市ではありませんが、「秋吉台・秋芳洞」などの観光資源のある町と言われると「知ってる!」と思われる方もいるかもしれません。
買い物や通院がすべて車でパッと済ませることが出来て、自然美も残っている町、美祢市。山口市内からでも40分くらい。
電車通勤と違い、好きな音楽を聞いたり飲み物を飲んだり、市外から少し緑の増えていく景色を楽しんだり、車で40分の通勤はなかなか楽しそうです。
新山口駅から車であれば30分ほどで美祢市内まで来ることができます。福岡へも「新幹線」で1時間ほどで行くことができるので、買い物などで出かけたり、福岡空港から旅行にピュンと飛び立つのにもアクセス良好です。
中国自動車道が市内を走り、ほぼ山口県の中央に位置する場所にあることから山口県内の主要の国道や県道が行き来している交通の便の良い町です。
石津さんが薬剤師になったきっかけは、薬剤師であったお父様の影響とのことでした。
父の背中を小さい頃からずっと見てきました。「人の役にたつ仕事がしたい」と将来について考えた時、当然のように「薬剤師」の仕事が頭に浮かび、「私もなりたい」と目指すようになりました。
就職先としてライジンググループを選んだのは、山口県内に薬局数が多く、総合病院の門前への出店が多かったので薬剤師としての経験を高められるのではと思ったからです。
患者さまが持ってくる処方箋に沿った薬の提供、他院で服用されているお薬やサプリメント・健康食品との飲み合わせのチェック、薬歴管理と多岐にわたります。すぐ隣に大きな総合病院がありますので、いろんな科の薬を調剤することで、日々勉強させていただいてるなと感じています。
都会の薬局は、ミスとの戦い・スピードとの闘いばかりに重きをおいてしまうかもしれません。美秋薬局は山間部の町にありますので、通院が困難で医師が往診しているご高齢の方への調剤宅配を実施しているのが特徴的です。
入社5年目になると、人口のあまり多くない町では患者さま皆さんが家族や親戚のように感じてきます。「薬は飲み忘れていないかな?」「どうしたら、患者さまが快適に薬と付き合っていけるかな」と親身に考えて対策を行ったり、反対に「石津さん、待ってたよ~」と笑顔で迎えられると、本当の祖父母に会ったかのような温かい気持ちになります。
今後ますます高齢化社会は進んでいくので、早いうちから在宅を学ぶことができて、とてもありがたいことだなと感じています。入社後にも、勉強会や研修を受けるチャンスは多く、日々の業務の向上につながっていると感じます。
薬の勉強ももちろんですが、ライジングは接遇に力をいれているので接遇研修が定期的に行われます。お客様のご意向に対する対応、笑顔の作り方、社会人としての振る舞いや言葉遣いを定期的に振り返ることが出来ます。患者さまに信頼される薬剤師を目指して勉強会には積極的に参加するように心がけています。
研修や社員旅行といったように、店舗外で他のスタッフの方と交流する場がたくさんあります。他の店舗スタッフとの交流ができるというのも、多数の店舗展開をしている調剤薬局ならではの魅力なだなと感じます。
社員旅行は海外へ行くことが多く、私が入社を決めた理由の一つでもあります。これまでに、ラスベガス・ロサンゼルス・台湾・オーストラリアへ行かせていただきました。旅行の工程をある程度自分たちで考えることができるので、その計画をみんなで考えるのも楽しみの一つです。
私の働く美秋薬局は薬局内のコミュニケーションがよく取れているのでとても働きやすい環境です。
管理薬剤師の松村先生はいつも優しく穏やかで患者さまからも人気です。豊富な経験と知識で私が困った時に相談するといつも冷静沈着に判断してくれます。薬局のみんなからの信頼も厚いです。
現在育休中の永田先生。可愛いママさん薬剤師です。先日は美秋のみんなで永田先生のお家へお邪魔してバーベキューをしました。元気いっぱいの子供たちとおいしいお肉を食べながらステキな時間を過ごしました♪
事務長の石津さんはみんなから〝精密機械”なんていわれるほど何でも仕事を丁寧にきちっとこなす方です。入社10年以上のベテランなのでとても頼れる存在です。
藤岡さんは若いのによく気が利いてしっかり者。藤岡さんとは好みが似ているので休憩時間などはよくショッピングの話などで盛り上がっています。
最近入社したばっかりの河添さん。勉強熱心な姿勢に私も頑張らなくてはと刺激をもらっています。
薬剤師に向いているのはどんな人かと聞かれたら、様々な状況に臨機応変に対応できる人、人と接することが好きで誰かのために働くことを喜びに出来る人と答えると思います。
直接患者さまと触れ合うことができることが、調剤薬局で働く最大の魅力だと思います。その中で、患者さまからの「ありがとう」の言葉を聞いたときは自分が少しでも誰かの役に立てているのを実感する瞬間です。
服薬指導は出来るだけ丁寧に分かりやすく行うよう心掛けていますが、患者さまにとってわかりやすく噛み砕いた言い方を考えるのは少し大変に感じるときもあります。そんな中でうまく伝えられた時はちょっと嬉しいです。
患者さまをよくみること
いつも来てくださる処方せんを受け取ったときに風邪薬が追加してあれば「風邪ひかれたのですか?」と一声かけてみるとそこから会話が生まれ、気にかけているということが相手に伝わると患者さまからも相談しやすい存在になります。また、待合室においても患者さまの動きを見て、待ち時間が長いと気にされていそうな方がいれば「お待たせしてすみません。あと○○分くらいかかります」などと一言説明しに行くようにする。このように常に患者さまのことをみることで患者さまとの信頼関係が生まれ、よりよい関係を築くことができるのだと思います。
リスクマネージメント
医療業界では当たり前のことですが。一つのミスが重大な事故につながりかねません。そこでリスクマネージメントというのがとても重要です。調剤棚はいつも整理整頓しておく、間違えやすい薬には注意喚起をしておく、また投薬時に患者さまに副作用の症状をわかりやすい言葉で説明するようにするなどこの何気ない積み重ねが重大事故を未然に防ぎます。
処方箋どおりのお薬を取り揃えて渡すだけなら、誰でもできる仕事です。それをいかに素早く正確に行い、患者さまが安心してお薬を服用できるようにすることが薬剤師の付加価値だと思っています。
働く上での大切なことは、頼りになる素敵な先輩方から教えていただきました。私も、新しく入った方々や後輩に伝えていけるようになっていきたいです。
ライジングで薬剤師として働いて、気づけば入社5年目になっていました。体を動かすのが好きなので、ジムへ行ってヨガをしたり、福岡や広島へ遊びに行くことが多いです。
有給もとりやすいので、友人とも休みを合わせやすいので、よく友人と一緒に遊びに行きます。このように「オン」と「オフ」のメリハリをつけられるので、休日は思いっきりリラックスしているようです。
最後に、石津さんにこれから一緒に働く人々に向けて何かメッセージはありますか?と聞きました。
「ライジングはプライベートを充実させながら働くことのできる薬局だと思います。社員のみんなが明るい雰囲気のいい職場です。尊敬できる先輩薬剤師の方が多くいらっしゃるのでいろんな店舗へ応援に行きいろんな処方等を勉強することもできます。一緒に患者さまに信頼され身近に感じていただける薬局をつくっていきましょう。」
と答えてくれた笑顔がとても素敵でした。
地域の薬局で、心の触れ合える仕事をしたい。地域の頼れるかかりつけ薬剤師として、もっともっと良いお店づくりをしたい。そんな薬剤師さんを募集しています。仕事の現場の体験も受け付けております。